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::: 2005年 08月 22日
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またもやキーボードが届いたKuLuSです。届いたのは金曜だったりするんですが、PS2式のキーボードだったので、簡単に動作確認が行えずPS/2→USB変換ケーブルを入手するまで、未確認でした、と。 (ノートにはPS/2が無く、デスクトップはみんな棚など上で奥に配置しているので、PS/2が簡単に届かないのです) 最初、安かったのでツクモにネットで注文したらクレジットの名義と、注文者の名前が違うと言われてキャンセル扱いになりました。クレジットの利用規約を読まなかったのは悪いと思いますが、検索の販売サイトからリンクで直接製品で飛んでいったので、そういう注意は注文画面にでもきちんと警告表示しておくべきだと思いました。 また注文時に判断してくれ、と。自分のクレカが無いので、親に直接お金を渡してクレカを借りたというのに。 で、再度申し込もうとしたら値段が他店と同じなっていた事にブチ切れて、同じ方法でFaithに注文しましたが、ちゃーんと何も言われずに買えました。今後も自分のクレカは作るつもりはないので、ツクモのネット通販では二度と何も買わないつもりです。 Faithは個人的に気に入っていて、いままで何人もの知り合い・友人のPCをこちらで買わせているので、信頼が一応あるので良いですね、と。 んで。買ったキーボードですが。 CMI-6D4Y6Bという製品。3980円なり リンク先は死にそうなほど昔風の何の変哲もないキーボードですが、自分が買ったのは最後に「B」のつくブラックバージョンです。 では、このキーボードの前に少しキーボードの構造と種類について説明しますね。 ▼キーボードの種類▼ 現在のキーボードのおおよそは、4種類で構成されています。 ・メンブレン方式 電子パターンがフィルムに形成されており、ドーム状のゴムをスイッチで押して反応させるタイプ。構造が簡単なため、コスト削減がしやすくパソコンに最初から付属しているものや安いキーボードのほぼ全てがこの形式のキーボードです。 タッチは軽めでスカスカ。接点が一番下の部分なので、タッチが軽い人は押したはずのキーが入力されなかったりするため、キーは軽いのに入力はキチンとしないといけません。しかも安物の大半が押し心地が悪く、メンブレン方式でまともに良いとされる製品はほとんどありません。 ・メカニカル方式 バネの入った金属性スイッチで反応させる、昔からよくあるタイプ。タイプライターのようにスイッチ音がカシャカシャ鳴り、キーの返りが非常に良く、その音も含めてキータッチのファンが多いようです。 昔は頻繁に採用されていたのですが、意外とお値段がするようでコスト重視の現在ではメンブレンにディファクトスタンダードはもって行かれました。また、静音という静かなPCが人気になりつつある今日では、そのキー音も嫌がられる事が多くなったみたいですね。 ・パンタグラフ方式 パンタグラフ型(ひし形)の金具(プラスチックもあり)でキーが保持されていて、キーのどの位置を押し込んでもパンタグラフ全体によって均一な力で打鍵できます。それ以下はゴムのドームを押したり、電子パターンフィルムなど、メンブレンとほとんど同じ構造です。 全てのノートに採用されている形式で、薄いキーボードではこういった構造をとることで、普通のキーと比べると足りないキータッチを再現しています。 ・静電容量無接点方式 なんかスプリングを押し下げた時の静電容量値の変化を検出するらしく、接点を必要としないタイプ。接点やスイッチが無いので非常に長寿命で、キーの反応が凄まじく良く、軽いタッチで簡単に反応してくれるので入力抜けが起きません。そのため疲れにくく非常に良い性能をもっています。 ですが、安い製品でも2万を越すコストがかかるので、それに見合う魅力があるかどうかは使用者によって大きく異なると思います。ライターや作家やプログラマに最適という謳い文句があるほどです。 の4種類が現在のキーボードのほぼ全てです。 ▼CMI-6D4Y6Bについて▼ さてこの製品、いつも見ているインタフェースサイトや、御用達のキーボード専門店クレバリー2号店で、とてつもない評価を得ているキーボードです。究極とまで称される一品 値段の割に使われいてる素材や技術が非常にすばらしいもので、この価格帯の製品としてはまずありえないレベル。いやキーマニアの中ではこれ以上の製品は無いとまで評価される高品質の高級キーボードです。 それだけの性能で、かつ高級キーボードと言われながらも、私が今使っているIBMのキーボードの4分の1の値段なのはご愛嬌ですw またこのキーボード生産量が少なかったらしく、一時は生産停止もあったほどで、マニアは何個も買いだめをしてあるんだとかw さて何がこの製品を魅了して止まないかというと、ミネベア社の独自キースイッチが織り成す、絶妙なキータッチだそうです。人間工学に基づいて開発されたそのタッチ感は、反応が良く、反動による疲れも少なく、軽すぎず重すぎず、実にあらゆる部分が人間の手になじむように開発されていて、シンプルながら使ってみないと分からない部分でよくできた製品です。 見た目は、本当に普通のキーボードですが、中身は怪物といってもいいでしょう。文字が擦れない耐久力、もちろん他の部品も必要以上に耐久性の高いものを選び、安定して長く使える製品となっているそうです。 物書きには必須とまで称されるほどそのタイプ感覚と、安定性には定評があり、実際に使ってみるとそのキーの反射が実に絶妙なのが分かります。程よい感覚で返ってくる感覚は確かにノート用のキーに馴染んでしまった自分でも、いきなり使ってもなかなかの使い心地です。 キーがすべりにくく、しかも押した時のうっすらとしたカショカショと擦れる音やタッチは、確かに他のキーとは違い、打っている心地よさがあります。 何よりすごいのは、これだけの性能を持ちながら、キーボードが4000円前後という価格という事なんですが、それもそのはず。このキーボードは、上記で説明したメンブレン方式なんです。 コストの関係で安く・悪く見られがちですけど、メンブレンでもしっかりした製品はあるんだぞと言わせる製品で、当然メンブレン最高峰といえます。 まあ、あれですけど。パンタグラフ方式の最高峰ともいえるIBM製品を使い続けている自分としては、「かなり良い」とは思いますが「すごく使いやすい」とは思えなかったりw ずいぶんとパンタグラフになじんでいる気がしますw それでもパンタグラフの反応の良さはまだまだ弱くて、これ以上のキーの理想を追うならば、机の高さ、椅子の高さ、ディスプレイまでの距離など、周りの環境もキーに最適化する必要があると思いました。 ▼最後に▼ 長文を打つ人は、キーボードをしっかりと馴染む物を使いましょう。 キーを触る心地よさ、キーを入力する心地よさ、キーを押したくなる心地よさが、そこにはあります☆
by dengel
| 2005-08-22 04:11
| ・PC/戯言/メモ
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